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板倉家福島藩300年記念事業 「福島城下大名行列」

1702(元禄15)年に板倉家が福島藩に就封してから300年になるのを記念して、歴史を生かした街づくりを進めようと福島市で3日、大名行列や記念碑の除幕式などのイベントがあった。福島商工会議所青年部や福島青年会議所などでつくる実行委員会が催した大名行列には、市民ら約130人が参加。「下にー、下に」と声をかけながら、駅前通りから福島城があった県庁まで約1・5キロの道のりを練り歩いた。殿様役を務めた板倉家第21代の板倉勝教さん(21)は「最初は少し恥ずかしかったが、みなさんが楽しそうに見ていてうれしかった」と話した。行列の後、福島城を記憶にとどめようと、県庁で記念碑の除幕式があった。「福島城址(じょうし)」と刻まれた重さ約8トンの御影石で、除幕されると拍手がわき起こった。 (朝日新聞11/4 福島版より)