[福島祭り歳時記 作者のページ 私の本棚 このページは私個人の読後感を書いたもので、けして宣伝ではありません。装丁及び価格等のデータは購入時のものであり、現在は異なることもあります]
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画像工事中 | 松平容保が京都守護職を請け京都黒谷に会津藩の陣屋を置き孝明天皇に認められ薩摩長州土佐の尊皇攘夷派の浪人を取り締まるため新撰組を配下にして京の街に治安を取り戻すものの、時代は戊辰戦争に向けてひたすすんでいきます。幕末の京都を舞台に将軍徳川慶喜、京都守護職松平容保を中心に時代を克明に描いていあます。孝明天皇の死去により朝敵となってしまった会津藩の京都守護職拝命から鳥羽伏見の戦いまでを、資料の古文を現代文に訳しわかりやすい解説をくわえた大変読みやすい1冊です。(12/26) | ||||
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画像工事中 | 正月の恒例行事となった箱根駅伝の中継電波を乗っ取という前代未聞の犯罪にテレビ局のプロジューサー、某大学駅伝部の出場選手、マネージャー、警察が犯人に挑んで行く。この間駅伝は続けられますが、犯人の要求は中継中にあるものを映すことを要求します。テレビのプロジューサーとして活躍してきた作者が、正月番組の最大の視聴率をとる箱根駅伝を描くサスペンス小説です。(1/6) | ||||
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画像工事中 | 鳥羽伏見の戦いに敗れた慶喜と容保は大阪城に逃れる。更に大阪に兵を残したまま海路江戸まで逃げ帰るという、容保末代までの禍根を残す行為をおかす。薩摩長州は幼帝明治天皇を擁し朝敵隣った会津藩を撃つため京より北上する「戊辰戦争」をおこす。これに対抗し会津藩の正義を守るため、東北各藩で対抗する政治同盟「奥羽越列藩同盟」もなるが、圧倒的な新兵器である銃や大砲の武器の差と戦術家不在の会津藩は白河を奪われ、二本松が落城するに至り、ついに母成峠をこえて会津藩領猪苗代に敵兵の侵入を許してしまう。従来の会津戦争を戦略の差による敗退という新しい解説に基づき新たにする、非常にわかりやすい1冊でした。(1/30) | ||||
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