私 の 本 棚

15年7月の読了
著者岩城宏之と山本直純の東京芸術大学時代の指揮者としての修業時代を、ユーモアーあふれる筆遣いで面白く著されています。特に山本直純の破天荒な行動や、当時の芸大の有名教授とお出会いや、恋の話、オーケストラと合唱の話など、特に音楽に詳しい方でなくとも面白く読める1冊だとおもいます(7/28)

森のうた

岩城 宏之

講談社文庫

¥600

昭和30年代後半、青森県の高校生の山岳部員の冬季岩木山の遭難事件を、唯一の生還者の証言を元に遭難から奇跡の救出までを丹念に描いています。特に青森出身の著者は高校生山岳部の厳冬期登山にたいし、当時まだ救助体制も充分でなくしかもその後の、登山ブームがもたらしたと同時に救出技術や装備の近代化と、生死の境が紙一重であることなどを、丹念に著しています。(7/28)

空と山の間に

田澤 拓也 著

角川文庫

\590

前台湾総統 李 統輝氏が師と仰ぐ新渡戸稲造著の「武士道」について解説を加えながら、日本人=大和民族のアイデンティティーとして、現在の日本にもっとも必要なものとして「武士道」を説明しています。義や誠 実践躬行など、日本人の独特の感情を、キリスト者である、新渡戸稲造が英語で著した著書「武士道」を日本人として教育を受けた台湾人李 統輝が日本語で解説する本書は難解な文章を現代語におきかえて、現在の日本に失われつつある「やまとこころ」を呼び戻せとかかれています。私の座右の書となるかも知れません。(7/24)

「武士道」解題 ノーウレス・オブリジェ

李 統輝 著

小学館

\1,700

週間ダイアモンド紙に掲載中のエッセイ「カッシーノ」の文庫版。モナコから始まるヨーロッパ各国のカジノを廻る旅紀行。フランス。イタリア、オーストリア、ドイツ、イギリスとそのお国柄が現れるカジノを小説を書くギャンブラーの著者が案内をします。(7/11)

カッシーノ

浅田 次郎 著

ダイアモンド社

¥1,600


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