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2人の小人と2匹のネズミが新しいチーズを探して迷路を進む物語。何かをつかむことができるかも。是非読んでみて。 | 「楯の会」の訓練を自衛隊内部にあって指揮した著者が三島由紀夫との結びつきを没後30年にして初めて語る書。先月の「三島由紀夫と楯の会事件」とあわせて読んで三島事件の今日的問題は何も解決していないことが分かります。 | ||
単独事故としては世界最大の死者520人を出した日航ジャンボ機の墜落事故。事故後15年目にして訪ね、課せられた任務を全うしたした人々。自衛官、警察官、医師、看護婦、歯科医師、ボランティア、葬儀屋さん、そして住民の方々の事故への思いを訪ねあらわしています。前著「墜落遺体-御巣鷹山の日航機123便」とあわせ読むと良いと思います |
「クラッシュ」 |
「日本一のフェラーリ使い」が富士サーキットスピードウェーで爆発炎上事故にあい、全身火傷を負った著者が奇跡的に生還し再び、ハンドルを握れるまでになる様子を丹念に書き表しています。事故直後に現れた黒いマントの死に神がつぶやいた「キミは短いけれど濃い人生を送った」と言う言葉から逃れて、「生きる」つらさを選択したプロのドライバーの壮絶な戦いが感動を呼びます。 | |
警視庁公安部の刑事が身分を隠し、死の商人「リンツ商事」の社員として中東の砂漠オアシス計画に隠された世界的なプロジェクトに囲まれていくようすがフィクションととして面白かったです。 |
戊辰戦争の東北各地の史跡を歩きながら丹念に史跡と史実を紹介してあります。著者は福島第1小学校の出身で、義姉の同級生でした。 | ||
セクシャルハラスメントの被害がその後トラウマとして被害者を苦しめる事実を初めてしりました。ノックはやはり最低ですね。 | 御同業の理容室「宮宗」のママさんの見た国会委員の素顔。特に凡人宰相「小渕恵三」総理の気配りの様子にはため息が出そうになります。たくさんの国会議員のはなしが出ています。 | ||
時宗の尼僧が、一遍上人を求め南無阿弥陀仏を唱えながら、破天荒に生きるすがすがすさが書かれています。反原発の若狭で活動する姿や、師僧と暮らす無一物ぶりがとても爽やかでした。 |
任侠団体様専用リゾートホテルで織りなす勤勉ホテルマン、天才シェフ、オーナー親分、その甥っ子の売れっ子作家が、先代オーナー一家の亡霊と出会うまでのシリーズ第1作。愉快です。 |
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会津と長州が130年過ぎた今もなお、和解の手を握られない理由を、戊辰戦争の「官軍と賊軍」「朝敵会津」という観点からしか見られない皇国史観を奥羽越列藩同盟政府と薩長連合革命臨時政府との戦いであったとして、それまでの幕末の歴史を問い直す著書です。 |